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雨音と珈琲 (7/2 '09)

 雨の日、水たまりをかわしながら歩いていると、しだいに傘に落ちる雨粒の音に耳が傾いていき、小学校の国語の教科書に出ていた「おじさんとかさ」(たしかそんな題名だったような)を思い出します。傘に落ちる雨音を「ポロン」だとか、自分では考えもつかない擬音で表現していたので印象に残っています。たしかに、空からランダムに落ちてくる水の音なのに、意味がありそうな音律に聞こえなくもないので不思議です。何かの音に似ているのですが、それがなんだったか…。

 珈琲が突然飲みたくなるような場面が、皆さんもあると思うのですが、自分にとって、傘をさしているときもそんな場面のひとつです。まず叶わぬことですが。緑に囲まれた中庭に、パラソルのような雨よけがあって、雨の日でも外で珈琲が飲めるようなカフェ(もちろん、セルフサービス、立ったままで構いません。)、ありましたらぜひ教えて下さい。

 気がつくと、今まで巧みにかわしていた水たまりの上を歩いてしまいゲームセット。が、思い出しました。レコードの針を落とし、音が鳴るまでのあの、プツッ、プツッという音。あの音をもう少し激しくしたら、傘に落ちる雨音に似ていると思うのですが。

 雨音に合う珈琲をご紹介します。湿気と暑気を帯びた梅雨時には、やはりさっぱりしたコーヒーが良いでしょう。入ったばかりのエルサルバドル・エルカルメン、パカマラ種という品種で粒が大きく、なんとなく味も大味なんじゃないかなぁ、と思いがちですが、その逆で、繊細で優しい味わいのコーヒーです。昨年度よりも滑らかさがましているようで、きれいな酸とさっぱりとした後味が心地よいです。鬱々と湿りがちな季節ですが、窓を開け、雨音に耳を傾けながら珈琲を楽しむのも、この時期ならではの風情です。

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