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コロンビア・コーヒー (8/6 '11)

 コロンビア・オズワルド農園の販売を始めました。そこで、世界で重要な産地である、コロンビア・コーヒーの大まかな概要をご紹介したいと思います。

 「コロンビア」と聞くと、ちょっと危険な国というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

 ですが、最近コロンビアへ行かれた方々の話を聞くと、中南米の国の中では比較的安定した経済状況で、治安もだいぶ良くなってきている、とのことでした。首都ボゴタでは、コーヒーショップが増え、エスプレッソなどを楽しむ人々も多いとのことです。

概要

1.世界第3位のコーヒー生産量。ただし、水洗式のアラビカ種に限れば世界1位。

2.地域により収穫期が異なり、年に2回収穫できる地域もある。収穫量が多い時期の豆をメイン・クロップ、副次的な収穫をサブ・クロップまたは"ミタカ・クロップ"と呼ばれる。

3.コロンビアの等級は、粒の大きさにより、スプレモとエキセルソに分けられる。(他の中米諸国では、主に標高によって区分されている。)

4.小規模な生産者が多数を占めている。

5.FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)の存在

6.1970年代頃から、耐病性や収量の多い品種への植え替えが奨励された。

1.に関して、近年、コロンビアの生産量が例年に比べ3割ほど少ない状況となっており、アラビカ種の価格高騰の要因のひとつとなっています。

2.と3.はコロンビア・コーヒーの大きな特徴です。コロンビアは赤道をまたいで南北に広がっている地形で、日本の3倍程の面積があります。コーヒー生産地は、コロンビアの西部を南北に走る山脈に重なっており、日本の本州がすっぽり入るぐらいの大きさです。

 南北に延びているということは、南部と北部とでは、緯度の差による気候の違いが現れます。例えば、北部で標高1400mでの平均気温が18℃であるのに対し、南部では、1800mまで上がらねば18℃にまで下がりません。同じ標高でも気温が異なるので、他の中米諸国のように、標高でコーヒーの等級が格付けはされずに粒の大きさでなされます。

6.に関して、このことは、コロンビア・コーヒーの香味の質を大きく低下させました。さび病対策として導入されたバリエダ・コロンビア種は、収量も多いため植え替えが奨励されました。ですが、味を無視した品種であったため、多くの消費国からクレームとなりました。今では、在来種のティピカ種やブルボン種の生産はわずかとなってしまいました。

 入荷したオズワルド農園は、コロンビアでは珍しい大規模な農園です。毎年使用していますが、今まではブルボン種でした。ティピカ種を使うのは初めてです。シェードツリーでの栽培、ウォッシュト精製、天日乾燥、在来種であるティピカ種、とコーヒーの基本的な香味のエッセンスが詰まっているコーヒーです。

 また「USDAオーガニック」と「JAS」の2つの有機認証に加え、「レインフォレスト・アライアンス」「バードフレンドリー」 の認証を受けており、周囲の自然環境、生態系、従事する人々の労働環境などへの配慮がなされています。

 コーヒーは日陰を好みますので、“シェードツリー”という、日陰を作る木々が植えられます。コーヒーの背丈がまだ小さい時は、バナナなどもシェードツリーの役目を果たします。そして、大きくなるにつれ、シェードツリーもより背丈の高いものが必要になります。オズワルド農園は、農園というよりも森の中にコーヒーが植えられている、という感じです。
 バナナは鳥の餌にもなりますし、豊かな自然は鳥達にとって過ごしやすい場所となります。また、自ずと豊かな生態系が生まれ、土壌も肥沃になり、結果、化学肥料を使わずともコーヒーに栄養がゆきわたるわけです。自然環境だけでなく、コーヒーの生産に携わる人、消費者にも優しいコーヒー栽培がされたものを、サスティナブルコーヒーと呼ばれています。(消費者は、安心して良いコーヒーが飲める、という付加価値に対し正当な対価を支払うことで、持続可能なコーヒー生産を支える)